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金澤翔子の息吹

日記 | 2012年2月26日

後輩の友人と久しぶりにランチしたあと、

一緒に街をぶらぶら

偶然遭遇した、展示会が金澤翔子さんの書道展でした。

 

ダウン症の天才書道家、金澤翔子さん。

いつだったか、彼女のドキュメンタリーを見て、涙した覚えがあり、

いつか彼女の作品を見たいと思っていただけに、

この偶然にちょっと驚きました。

 

 金澤翔子さんの母親、泰子さんは、結婚8年目、3度の流産を経て、

42歳の時に彼女を授かったということ。

しかし、翔子さんは敗血症により仮死状態で、

染色体に異常があるとしてダウン症と診断され・・・。

ある日、泰子さんは、地震などが起きたらそれに紛れて、

本人のためにも、殺してしまおうと考えていましたといいますが、

実際に地震が起きた時、

殺せないとはっきりとわかったとお話しされていました。

 



「翔子さんの書は規格をはずれた

マネできない書で純粋さがあり、親子の葛藤が如実に出ている」



と、翔子さんの書の師匠である柳田泰山氏はと話しています。



泰子さんは、

「私のほうが確実に早く亡くなります。

本人が自分の力で自立できる力をつけていくことを思い、

私は自分でできることはやらせるよう、

はたから見たらかわいそうに思うほど、

厳しく接してきました時期もありました。」

とおっしゃるだけあって、

泰子さんと翔子さんの関係は、

母と子の深い愛情と同じほどに、

まるで師弟関係のような厳しい関係を経てきたといいます。

 

 

友人のふっくらしたお腹には、

春には誕生する小さな命が在ります。

一緒に写真をとった翔子さんの書の躍動が、

立っている友人に、風となって息吹いている感じが見えます。

 

 

 また、いつか、

建長寺の「神雷神風」の書を拝観したいです。

もともと10日間だけの展示だったものが、見に来る人が後を絶たないことから、

そのまま建長寺に奉納されることになったということ。

私も大好きな「風神雷神図屏風」ですが、翔子さんは、

その書を書くまで一度もその絵を見たことがなかっということです。

しかし、その書は、元の絵を知っていたかのようなシンクロ・・・。

http://www.kenninji.jp/news/?p=98
p1020806.JPG

 

 

「生きる」というストレートなメッセージを、

いろんな意味で与えられた一日でした。

 

感謝♪